実は3つある、デジタルサイネージの種類
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- 1.デジタルサイネージにも種類がある
- 1.1.スタンドアロン型
- 1.2.ネットワーク型
- 1.3.インタラクティブ(双方向)型
- 2.まとめ
こんにちは、ニシム電子工業です。
今回のコラムでは、実際にデジタルサイネージを導入する際に知っておくべき知識・デジタルサイネージの選び方について紹介していきます。
デジタルサイネージにも種類がある
デジタルサイネージには、大きく分けて3つの種類(型)があります。
種類の名称(型名)に特に決まりはありません。少し違う名前のものもありますが、基本的には下記の3種類があります。
スタンドアロン型
【概要】
ネットワークに接続せず、USBやSDカードにコンテンツ(デジタルサイネージに表示する画像・動画など)を入れて、デジタルサイネージで再生させる種類です。
非常にシンプルであるため、デジタルサイネージ自体は初心者に使いやすく、コンテンツを頻繁に更新する必要がない場所に向いています。
コンテンツに関しては、どのような内容のものを作成するかによって難易度は変わってきます。ご自身で作成するほか、業者さんにコンテンツ作成を依頼することも可能です。
【メリット】
ネットワーク回線使用料が発生しないので、コストが安い/比較的操作が簡単
【デメリット】
現地でコンテンツを更新する必要があるので、作業に手間がかかる
【設置に向くところ】
自営業の個人店、比較的小規模の施設など
ネットワーク型
【概要】
スタンドアロン型がネットワークに接続されていないことに対して、ネットワーク型はネットワークに接続されており、通信機能を持ったデジタルサイネージです。ネットワークを通じて様々なコンテンツを配信することができます。
複数デジタルサイネージを設置していて、コンテンツを更新したい場合に、1つの管理用PC(デジタルサイネージをコントロールするためのソフトが入ったPC)から複数のデジタルサイネージに更新をかけることが出来るため、とても便利です。
また、外部のコンテンツを配信することも出来ます。スタンドアロン型と比べ、ネットワークに接続している分、出来ることがグンと増えます。
【メリット】
遠隔でコンテンツを更新できるので、作業が楽チン/複数のサイネージの一括管理が可能
【デメリット】
管理用PC代・ネットワーク回線使用料が発生するので、コストが高い
【設置に向くところ】
チェーン店、大学・研究施設、比較的中・大規模の施設など
インタラクティブ(双方向)型
【概要】
ネットワークに接続している上、タッチパネル機能やモーションセンサーなどを搭載しており、ユーザーからもコミュニケーションをとることが出来るデジタルサイネージです。
コンテンツ自体は、都度ネットワーク越しに取得するのは負荷がかかるため、各端末が保持しています。しかしネットワークにも接続されているので、複数のデジタルサイネージのコンテンツを一括更新ということも可能です。
【メリット】
多様な機能の搭載(各種案内、多言語表記)/お客さまの視認度が高い
【デメリット】
管理用PC代・ネットワーク回線使用料が発生&タッチパネル機能を持ったディスプレイが必要なので、コストが高い
【設置に向くところ】
観光地、販売店(ユーザーがタッチして欲しい商品を見つけられる)、公共施設など
まとめ
3種類ともそれぞれに特徴があります。
デジタルサイネージ導入時に種類を選ぶ際、デジタルサイネージ運用担当者さんが運用しやすい種類を選ばれるのが一番かと考えますが、「どのようなコンテンツを配信したいのか」ということも考えながら選ぶと良いと思います。
最後までお読みくださり、有難うございました。