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デジタルサイネージのディスプレイサイズ、おすすめの選び方3選


目次[非表示]

  1. 1.街でよく見る“よくある”サイズで選ぶ
  2. 2.ユーザーとディスプレイの間の距離で選ぶ
  3. 3.屋内外での設置場所で選ぶ
  4. 4.まとめ

こんにちは、ニシム電子工業です。



デジタルサイネージ(電子看板)を導入する際、ディスプレイ(モニター)サイズの選び方で迷われる方も多いと思います。
今回のコラムでは、選び方のおすすめポイントを3つに絞って紹介していきます。

街でよく見る“よくある”サイズで選ぶ

まずは、既にデジタルサイネージを導入している方々がどのようなサイズを選択しているのか、“よくある”サイズを確認していきます。


特に多く見られるものは、

  • 32インチ(70.84cm×39.85cm)
  • 42インチ(92.98cm×52.3cm)
  • 46インチ(101.83cm×57.28cm)
  • 55インチ(121.76cm×68.49cm)
  • 75インチ(166.04cm×93.39cm)

です。


市販されている画面の縦横比は「標準(4:3)」と「ワイドサイズ(16:9)」がありますが、現在は「ワイドサイズ(16:9)」が主流のようです。

この中でも、街中(駅中など)で見かけるデジタルサイネージは50インチ~70インチの縦型です。
75インチになると縦のサイズは166.04cmですので、一般女性の身長を超える大きさになります。
パブリックな場所に置かれるサイネージは、やはり大きめのサイズが一般的ということですね。

また、個人で経営されている店舗などで見かけるサイズは、40インチ~50インチほどです。
店舗の外に設置されていることが多いですが、屋内でも見られます。
屋内での店内POPなどは小さなものも存在し、10インチ~20インチのサイネージで商品広告や情報提供を行っている所もあります。

このように、場所ごとに“よくある”サイズがありますので、ディスプレイ(モニター)選びの1つに採用することもおすすめです。

ですが…“よくある”サイズが分かったのは良いものの、デジタルサイネージのもともとの存在意義は「情報を届けること」
安易にディスプレイのサイズを決めてしまって、ユーザーに情報が伝わりにくかったら本末転倒になりかねません。
では、「情報を届けやすい」ディスプレイのサイズとは、どのようなものなのでしょうか。


ユーザーとディスプレイの間の距離で選ぶ

デジタルサイネージを導入する際、設置場所のスペース確保も大事ですが、情報をどのくらいの距離まで届けたいか、ということを考慮することも、おすすめの選び方の1つに挙がります。
これには情報を届ける文字サイズの視認性が重要になってきます。

視認性とは、パッと見た時の見やすさを表します。
色の組み合わせで視認性を高めることもできますが、今回は文字サイズで視認性を高めることに絞ってご紹介します。


文字の大きさの選択の目安として、国土交通省の「公共交通機関の旅客施設に関する移動等円滑化整備ガイドライン」を参考にします。

ユーザーとディスプレイの妥当な距離感として、

・遠くから視認する吊下型…20m以上
・近くから視認する自立型…4~5m以下

とされています。
デジタルサイネージの役割を考慮すると、4~5mの距離感が妥当なのではないかと考えます。

また、各々の視距離から判読できるとされる文字の大きさは以下の通りです。

      (和文文字高/英文文字高)
・30mの場合…120mm以上/90mm以上
・20mの場合…80mm以上/60mm以上
・10mの場合…40mm以上/30mm以上
・4~5mの場合…20mm以上/15mm以上
・1~2mの場合…9mm以上/7mm以上

ユーザーとディスプレイの間の距離を4~5mと想定すると、20mm以上の文字高が必要になるということです。


このように、伝えたい文字の量とサイズを考慮して、ディスプレイサイズを決めていくのもとてもおすすめの選び方です。

因みに道路標識などは視認性の高さが求められますので、55インチほどの大きさで作られています。
遠くからでも分かるようにするには、結構な大きさが必要だということですね。


屋内外での設置場所で選ぶ

最後に、デジタルサイネージを屋内に設置するか屋外に設置するかで、タイプが全く変わってくることをお伝えします。


それは「輝度(明るさ)」です。
デジタルサイネージには、屋外用や屋内用などタイプが様々に存在します。

屋外用のデジタルサイネージは、輝度が非常に高く(高輝度)設定されています。
輝度が低いと、太陽光の明るさにディスプレイが負けてしまい、見えづらくなってしまうのです。
携帯電話の画面なども、外に出ると明るく(輝度を高く)しないと画面が見えづらいといったことがあるかと思います。


また屋外用では、防塵や防水、気温の変動に関する考慮もしなくてはいけません。
最近では、高輝度の屋外用サイネージもお手頃な価格で存在します。

このように、屋内に設置するか屋外に設置するかで選択するべきデジタルサイネージが変わってきますので、ディスプレイサイズが大方決まってきた時に参考にしていただければと思います。


まとめ

​​​​​​​デジタルサイネージのディスプレイサイズの選び方には、

①設置場所ごとに“よくある”サイズで選ぶこと
②視認性を考慮して、ユーザーとディスプレイの間の距離で選ぶこと
③輝度を考慮して、屋内外での設置場所で選ぶこと

があることが分かりました。


デジタルサイネージ1つにしても、場所・予算・伝えたい情報量などディスプレイ(モニター)サイズの選ぶポイントは様々です。
導入を検討されている方が、一番重要視しているポイントをもとに選んでいただくのが一番かと思います。


このコラムが少しでもデジタルサイネージ選びの参考になれば幸いです。

最後までお読みくださり、有難うございました。

むぅこ

むぅこ

ニシムの新人女の子。理系に疎い文系。

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