ライフラインが寸断された場所でも!災害時に移動して使える水洗トイレ
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こんにちは、ニシムの「むぅこ」です。
豪雨災害などが起こりやすい時期になり、防災・BCPに取り組む自治体も増えてきました。自己処理型水洗トイレ「TOWAILET(トワイレ)」は、災害支援の実績を持つ「移動して使えるトイレ」です。
今回は、災害用トイレとして災害支援の事例をご紹介していきます。
防災道の駅「うきは」での活用
2023年6月、福岡県うきは市の防災道の駅「うきは」にトワイレを設置しました。
防災道の駅とは、大規模災害時等の広域的な防災拠点としての役割を担った道の駅です。
国土交通省では、都道府県の地域防災計画等で、広域的な防災拠点に位置づけられている「道の駅」について「防災道の駅」として全国に39駅選定し、防災拠点としての役割を果たすための、ハード・ソフト両面からの重点的な支援を行うこととしています。
防災道の駅「うきは」は、うきは市で取り組んでいる『グリーン・ツーリズム事業』の核となる施設として位置付けており、都心と農村を結び、交流拠点として整備されています。
豊かな自然と温暖な気候に恵まれていることから、柿・梨・ぶどう・いちご・桃などの果樹栽培が盛んで、四季折々の果樹を販売しています。
トワイレは駐車場に設置され、道の駅を訪れた方々に利用いただいています。
また、本事例は国土交通省九州ブロックの「道の駅」機能強化(広域防災拠点実現)の取組事例として採用されました。
「道の駅」における高付加価値コンテナ活用ガイドラインに掲載されています。
▼関連報道資料はこちら:国土交通省 報道・広報
「道の駅」の機能強化にコンテナ活用へ ~「道の駅」における高付加価値コンテナ活用ガイドラインを策定~
※外部サイトに移行します
石川県穴水町・能登町への災害支援
令和6年能登半島地震において、防災道の駅「うきは」に設置したトワイレを石川県へ移動し、現地支援を行いました。
石川県穴水町 道の駅「あなみず」
1月12日~2月9日の期間、国土交通省九州地方整備局より、石川県穴水町の道の駅「あなみず」にトワイレが派遣・設置されました。
穴水町ではおよそ1900棟の家屋が全半壊するほどの被害があり、避難を余儀なくされる方々が多くいらっしゃいました。
雪の降り続く空でしたが、利用者の皆さまの「ホッと安心できる場所」に少しでもなれたらという想いで運用し、下水道が復旧し公衆トイレが利用再開されるまで、穴水町の住民及び支援者の方々に利用していただきました。
利用された方々からは、「周辺のトイレが使えなくなっており大変助かっている」、「水が流れるのが嬉しい」との声をいただきました。
石川県能登町「ポケットパーク海岸桟敷のと七見」
2月20日以降、道の駅「あなみず」から石川県能登町の「ポケットパーク海岸桟敷のと七見」に移動しました。
「ポケットパーク海岸桟敷のと七見 」は、能登町七見海岸の高台にあるパーキングエリアです。
利用された方々からは、「下水道が復旧していなくても、水洗トイレが快適に使える」と好評をいただきました。
▼関連資料はこちら:ニシムの自己処理型水洗トイレカタログ
「自己処理型水洗トイレ TOWAILET」カタログダウンロード
「令和2年7月豪雨」熊本県球磨地方への災害支援
災害用トイレであるトワイレは、地震災害支援の他にも豪雨災害支援等で活躍しています。
熊本赤十字病院からの要請を受け、令和2年7月豪雨により被害を受けた熊本県球磨地方の「球磨村総合運動公園(さくらドーム)」にトワイレを貸し出しました。
球磨村の災害対応の最前線基地であり、自衛隊が野営、国土交通省、消防、警察、通信、電力、医療チームに加え、球磨村の災害対策本部が設置された場所に、トワイレを設置し、災害支援にあたる多くの方々に利用していただきました。
トワイレは、トラックで移動し、クレーン車で設置します。
給水後、利用可能となります。
快適な水洗トイレが災害時でも利用いただけます。
利用された方からは、「突然の腹痛で利用させて頂きました。状況が切迫していることもあったため、完全個室にて周りを気にせず利用でき、とてもありがたかったです。広さも丁度よいと感じました」と好評をいただきました。
ご紹介したコンテナ型トイレのほか、牽引車で移動できるトレーラートイレ、常設型トイレもございます。
平時にも災害時にも使えるトワイレについて、詳しくは専用サイトでご覧ください!
▼関連サイトはこちら:ニシムの自己処理型水洗トイレサイト
「自己処理型水洗トイレ TOWAILET」サイト
これからも進化を続ける自己処理型水洗トイレ「TOWAILET(トワイレ)」をどうぞ宜しくお願い致します!
皆さまにより快適に使用していただけるトイレを目指して頑張っていきます。