コウノトリを守る!?ミハラスと兵庫県豊岡市の深い関係
こんにちは、ニシムの「むぅこ」です。
最近はめっきりと涼しくなり、秋の訪れを日に日に感じるようになりました。
こんな時は外に出て、ピクニックでも…と提案する暇もなく、ニシムの先輩に外に連れられて行った先は「兵庫県豊岡市」。しかも、ボランティア活動!?
一体なぜ「兵庫県豊岡市」にいるのでしょうか。ニシムと何か関係があるのでしょうか?
農業向けITセンサー「MIHARAS(ミハラス)」と
「兵庫県豊岡市」
「幸せを運ぶ鳥」コウノトリの生息地として知られている豊岡市。
兵庫県の北部に位置する、人口約82,000人の町です。無農薬・減農薬を主とした美味しいお米と多様な生き物を育み、コウノトリも住める豊かな文化、地域、環境作りを目指すための農法「コウノトリ育む農法」に2005年より取り組んでおり、本農法による水稲作付面積は年を重ねるごとに増えていっています。
そんな「コウノトリ育む農法」を行っている農家さんたちの間で活躍しているのが、農業向けITセンサー「MIHARAS(ミハラス)」。
ミハラスは手元で簡単に圃場の環境データを見ることができ、圃場の「見回り省力化」「生産性向上」を支援します。
ほ~!ミハラス(センサー)を田んぼや畑に設置すると、水位や水温、地温などのデータが、携帯やタブレットに届くんですね。
見回りに行かなくても、常に手元で確認できるのは、確かに助かりそう。
このミハラスと豊岡市、どうやって出会ったのでしょう?
豊岡市役所の職員の方々が、地域の農家さんたちに悩みをヒアリングしたところ、出てきた悩みは「水管理」と「除草作業」だったそうです。
「水管理」が特に重要な、田植え~中干しの時期などは、所によっては毎日数時間かけて水の状態を見て回る必要があるのです。
そんな農家さんたちの作業負担を減らすために豊岡市が辿り着いたのが、ミハラスの活用でした。
豊岡市のミハラスは、データ収集装置を経由せず、センサーから直接KDDI株式会社の中継局にデータが届く構成です。
そんな中行われたのが、ボランティア活動「第2回コウノトリ生息地保全活動in豊岡」というわけです。
コウノトリも住める環境づくりを目指して、KDDI株式会社と取り組む「スマート農業プロジェクト活動」の一環で毎年行われている活動です。
「第2回コウノトリ生息地保全活動in豊岡」
ミハラスのポロシャツを着て臨んだ「第2回コウノトリ生息地保全活動in豊岡」。
コウノトリ生息地の加陽湿地は、15ヘクタール程の大規模湿地で、地域と連携した維持管理が行われています。
この加陽湿地のゴミを取り除いたり、泥上げをすることによって、コウノトリが住みやすい環境を整えることが目的です。
稲刈鎌で湿地に生えたヒエなどの草刈りを行う「湿地の草刈り」、水路の泥上げを行い水の流れをよくすることが目的の「湧水水路の泥上げ」、あぜ周辺の泥上げと雑草の除去を行い開放水面を広げることを目的とした「閉鎖型湿地の泥上げ」。
主にこの3つの活動を中心に進められていきました。
沼地は足がとられるため、泥上げも相当の力がかかるようで、「熱中症対策に」と振る舞われた飲料を受け取る事さえままならない状態でした。
コウノトリ保全活動も、大変な体力勝負です…!
参加者全員が筋肉痛に悩まされた保全活動となりましたが、天候は大きく崩れることもなく、加陽湿地がより良い環境になりました。
豊岡市がこの活動によって、より住みやすい町になり、「コウノトリ育む農法」を用いた農業もどんどん普及していければ、ニシム社員一同嬉しく思います。
そのお手伝いを、これからも農業向けITセンサー「MIHARAS(ミハラス)」で出来れば幸いです。
最後までお読みくださり、有難うございました。
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