農業電化研究会講演・電気新聞メディア掲載のお知らせ
こんにちは、ニシムの「むぅこ」です。
先日11月21日(水)に、東京ビッグサイトにて第55回農業電化研究会が開催されました。
ニシムも同研究会内で講演を行い、農業向けITセンサー「MIHARAS(ミハラス)」についてご紹介しました。
何だか難しそうな研究会…ですが、このミハラス、老若男女誰でも使いやすいというお声を頂いているようです。一体どんなセンサーなのか、おさらいをしてみたいと思います。
飛躍の道しるべ
農業向けITセンサー「MIHARAS(ミハラス)」
▼関連サイトはこちら:ニシムの農業向けITセンサーサイト
「農業向けITセンサー MIHARAS」サイト
ミハラスは、水田用・畑用・気象用の「センサー端末」、センサー端末よりデータを収集してクラウドへデータを送信する「データ収集端末」、ユーザーがデータの確認を行う「クラウドシステム」で構成されています。
用途に合わせて、水位や地温、EC(電気伝導度)、土壌含水率、気象情報などが計測でき、ユーザー所有のパソコンやタブレット、スマートフォンを使ってリアルタイムで遠隔監視が可能です。
ふむ。水田や畑の状況が自宅でも分かるというのは、見回りの省力化などに役立ちますね。
確かに便利ですが、似たような製品も多いのではないでしょうか…。
ミハラスは、他の類似品と何か違うのですか?
ミハラスの「優位性」
農業とITを掛け合わせた「スマート農業」が普及するには、機器の低コスト化が1つの鍵になっています。
ミハラスも例に漏れず、センサーの低コスト化を実現する必要がありました。
そこでニシムのミハラス開発者たちは、農業用途に合わせて、1mm単位の分解能と0~30cmの測定範囲に仕様を絞り「水位センサー」を自社開発したそうです。
水田の「水位」は農業従事者にとって非常に重要なもの。その計測センサーを自社開発できたことは、ミハラスのコストダウンに大きく貢献しました。
その他に、特定小電力無線(920MHz帯)での無線通信部分に関して、長距離通信の特徴と併せ、データの欠測を無くすために独自の伝送方式を開発しています。
また、ミハラスのデザインにも意味があります。
水稲のシーズンは台風が多いため、出来るだけ風の影響を受けにくいポール形状とし、動物が配線をかじるなどの被害を無くすために、配線も全てポールの中におさめました。
配線が見当たらないのは、動物がかじることを想定していたのですね。農業従事者の視点に立った、心遣いが細やかなセンサーだと感じました。
加えてこのポール、細型で軽量設計(直径5cm、質量2.5kg以下)であり、女性でも簡単に持ち上げることができます。
乾電池で動作する為、商用電源を不要としており、設置方法も付属品の杭を打ち、杭にセンサー端末を固定するだけで容易に設置できます。
これなら、高齢の方や女性でも扱えそう。嬉しいですね。
(杭を打って…)
(4か所をネジ留め!)
今後は水田や畑の「見える化」にとどまらず、水位を遠隔で制御したいというニーズにも応えていけるよう、ニシムが電力関連事業で培った制御技術を水門制御などに適用し、スマート農業の実現に向けて邁進していきます。
ミハラスは、お客さまとともに、「魅力のある農業」の実現に向けて、農業のIT化に貢献します。
電気新聞メディア掲載のお知らせ
農業向けITセンサー「MIHARAS(ミハラス)」についてご紹介した農業電化研究会の記事が、2018年11月28日付の電気新聞にて紹介されました。
3面のエネルギー/市場分野に掲載されています。ぜひご覧ください。
▼関連サイトはこちら:ニシムの農業向けITセンサーサイト
「農業向けITセンサー MIHARAS」サイト
今後とも、農業向けITセンサー「MIHARAS(ミハラス)」をどうぞ宜しくお願い致します。