医用UPSは、当社が医用電気機器(ME機器)向けに設計・開発した国産初のUPSです。
人命に直接関わるME機器に安心してご使用いただけます。(JIS:T1022準拠、UL1778・UL60601-1取得)
病院には、手術室、ICU(集中治療室)、NICU(新生児集中治療室)など、患者様の命に直結した様々な医用室があり、多くのME機器が使用されています。それらの医用室には、停電時に自動的に電源供給ができる非常電源(自家発電設備・無停電電源装置など)を設けなければならないとされています。
医用UPSは、病院・クリニックの停電対策に最適な「ME機器用のUPS」です。
~ 用途に応じて選べる容量5タイプ ~
●オペ室でも安心!●JIS:T1022準拠
●UL1778・UL60601-1取得
●患者さんへのストレスを減少
●手術室内でも利用可能
●ME機器と一緒に移動可能(1/1.5kVA)
●アイソレーショントランスの容量に対応(3/5/8kVA)
●納入後の障害受付・保守対応はカスタマサポートセンターにて対応(※リンクは別ウィンドウで開きます)
UL規格とは、アメリカ保険業者安全試験所(Underwriters Laboratories)が認定する安全規格で、電気機器や産業機器類などを対象としています。UL規格の中で、ME機器での利用を目的としたUPSに関する規格は以下のとおりです。
■UL1778(無停電電源装置)
■UL60601-1(医用電気機器)
■UL規格 共通
一般用UPSと医用UPSの違いとしては、「取得している安全規格」にあります。
■一般用UPS
■医用UPS
医用UPSは、接地漏れ電流と外装漏れ電流のどちらも安全規格をパスしています。
●接地漏れ電流
ME機器の電源線からアース線(保護接地線)へ流れる電流
●外装漏れ電流
ME機器の正常な使用時に、操作者または患者が外装表面に接触した際に、人体を介して大地へ流れる電流
非接地回路に用いる絶縁監視装置は、2mA以上を感知するとアラームを発報する
当社UPSの漏れ電流は、ME機器と同等の0.5㎃以下である
人体に電流が流れると感電を引き起こし、死に至る場合があり、電流値の大きさによって人体への影響が異なります。
●商用電源が停止したとき、無停電(交流電力の連続性が確実な電源)で電力供給を行わなければならない
次の回路には、無停電非常電源を設ける。
⇒ 医用電気機器のうち、無停電で電力供給が必要なもの
⇒ 手術灯
●商用電源が停止したときは、無停電電源装置(UPS)で電力供給の連続性を保ちながら、自動的に
切り替えて負荷回路に接続する。次いで、電圧が確立した自家用発電設備に自動的に切り替える。
商用電源が復旧したときには、自動的に復帰可能でなければならない。
●無停電電源装置(UPS)は、JIS C4411-1、4411-2及び4411-3に規定するもので、無停電電源装置
(UPS)の蓄電池は、充電を行うことなく、10分間以上継続して負荷に電力を供給可能でなければならない。
また、無停電電源装置(UPS)には、負荷の種類にかかわらず、保守(非常)バイパス回路を設置する。
●無停電電源装置(UPS)は、通常、医療の用途には適さないため、医療用でないものは、製品カタログ、
取扱説明書などに医療の用途に使用しないように使用者に求める注意書きがあることが一般的である。
医療用の無停電電源装置(UPS)には、特別な配慮がなされており、製造物責任法(PL法)及び
使用者側責任(UL)の観点からも、医療用として認められた製品を選別する必要がある。
停電など通常電源から非常用電源へ切り替わる際でも、UPSを導入することで無瞬断でME機器に電源供給を行い、人命を守ります。
■REMiO構成イメージ [ バッテリー非搭載のME機器のバックアップとして使用 ]
■MACHAON構成イメージ [ 無停電非常電源構築イメージ ]
詳しくは、カタログをご覧ください。
■REMiO(1kVA/1.5kVA)
ME機器の接続に最適なコンパクト設計!内視鏡や人工呼吸器、保育器など様々なME機器にご利用いただけます。
▼接続機器実績
人工呼吸器
フロージェネレーター
酸素濃縮器
インキュベーター(培養器)
保育器
生体情報モニター
血液ガス分析装置
心電計
血漿蛋白検査システム
体外循環血液ポンプ
血液浄化装置
人工心肺装置
麻酔器システム
内視鏡システム
超音波診断システム
分娩監視装置
顕微鏡
眼科システム
LED無影灯
電気メス など
■MACHAON(3kVA/5kVA/8kVA)
手術室・ICU・CCU・NICU・PICU・心臓カテーテル室などに最適な容量!様々な医用室でご利用いただけます。