トライポートUPS(トライポート給電方式無停電電源装置)

トライポートUPSは、トライポート給電方式により高信頼性と高効率を両立した無停電電源装置です。
長寿命・耐久性バツグンで、高い信頼性を要するデータセンター、サーバルームでもご利用いただけます。
トライポートUPSは、INシリーズ(カスタム対応品)・Lシリーズ(汎用)の2種類があります。

トライポートUPS NUP20INS
NUP-20INS
トライポートUPS NUP-10LS
NUP-10LS

 

  • トライポート給電方式
  • 待機冗長構成で高信頼度
  • 省エネ&長寿命 耐久性バツグン
  • 安心・安全の長期間サポート

トライポートUPSのご紹介(動画)

トライポートUPS INシリーズのご紹介!

トライポートUPSとは?


トライポート給電方式とは

トライポート給電方式とは、商用電源とインバータ出力の2入力と1出力のトライポートトランスを利用して、供給電源を完全無瞬断で切り替える方式です。
通常時は、電力変換を行わない商用ラインを使用し、インバータは待機運転状態(ホットスタンバイ)で動作します。停電時は、蓄電池
バッテリー)からのインバータ給電に切り替えて動作します。
また自動バイパス回路を標準で装備しているため、高いメンテナンス性を実現します。

トライポートUPS 動作概要

ロングセラーには訳がある!トライポートUPSの5つの特長

高信頼 イメージイラスト
特長1 待機冗長構成で高信頼度
トライポートUPSは、商用ラインとインバータ出力(ホットスタンバイ)の2つの入力より構成されており、常時は、主に電力変換を行わない商用ラインから負荷へ給電します。
直列に電力の2重変換を行う常時インバータUPSと比較して、インバータが待機冗長運転しているため部品へのストレスが少なく、高い信頼度で負荷へ給電が可能と言えます。
電気共同研究会にて発表された、システム全体の信頼度を表すMTBF(平均故障間隔)で比較すると、約3倍の信頼度となります。
MTBF(平均故障間隔)
特長2 高効率で省エネルギー
日本における商用電源の品質は極めて高く、上述の商用給電に主としている本システムが有効となります。
常時インバータUPSを使用して、さらに信頼性を高めるには並列システム構成とする必要があり、コスト高・消費電力増となります。

省エネルギー イメージイラスト
ノイズが少ない イメージイラスト
特長3 高周波ノイズが少ない
トライポートUPSのインバータは、商用電源と同じ周波数でスイッチングしているため、高周波ノイズの発生が少なく、ノイズに弱い負荷装置にも安心してお使いいただけます。
また漏れ電流が少なく、漏電ブレーカに与える影響もほとんどありません。

特長4 雷サージやノイズをシャットアウト
トライポートトランスのノイズ遮断特性と定電圧制御回路(AVR)のフィルタ特性により、入力側 ⇔ 負荷側、双方向へのノイズによる影響を抑えます。
落雷時に発生する雷サージ(瞬間的な過電圧や過電流)についても同様に抑制します。

ノイズをシャットアウト イメージイラスト
柔軟なカスタマイズ イメージイラスト
特長5 柔軟なカスタマイズ対応
トライポートUPSは、UPSの設置スペースや盤の仕様・配置、蓄電池(バッテリー)の仕様など、以下のようなカスタマイズが可能です。
カスタマイズ例
01
既設に合わせた寸法にしたい…
床の縫い合わせ位置の変更工事が発生してしまう・・・


既設・ご要望に合わせて寸法の変更が可能です!!
02
端子台位置が変わるとケーブル工事が発生してしまう・・・

既設・ご要望に合わせて端子台位置の変更が可能です!!
03
設置環境(腐食性ガス・塵埃等)が悪いから装置への影響が心配だ・・・


設置環境対策が各種対応可能です!!
(基板コーティング・防塵対策・天井傘等)

トライポートUPS 設置環境対策が各種対応可能
04
お客さまの蓄電池設備をそのまま流用する事も・・・

DC100V系の既設蓄電池等にも柔軟に対応!!
蓄電池設備の流用で購入費を低減します!!

トライポートUPS 蓄電池設備の流用
※特長1~5は全て当社比です

トライポートUPS導入構成イメージ

停電時など通常電源から非常用電源へ切り替わる際でも、トライポートUPSを導入することで無瞬断でお客さま設備に電源供給を行えます。

UPS導入構成イメージ

仕様等の詳しい情報はこちらからダウンロード・お問い合わせください


ご利用シーン

高い信頼性を有するトライポートUPSは、最重要負荷のバックアップ電源として、様々な分野で採用されています。

■工場

トライポートUPS利用シーン(工場)

生産工場の自動制御ラインやプラント工場の計装機器、シーケンサ(PLC)などでご利用いただけます。

■データセンター

トライポートUPS利用シーン(データセンター)

金融機関等のデータセンターやネットワーク機器、サーバ機器にご利用いただけます。

■放送局、電力会社

トライポートUPS利用シーン(放送局、電力会社)

放送局(テレビ・ラジオ・ケーブルTV等)や電力会社などの各種設備にご利用いただけます。


BCP対策における「電源の確保」の重要性とは?

皆さまもよくご存知の通り、企業のBCP対策は一般的に「事業の機能を継続的に行えること」とされています。その対策のひとつに「電源の供給継続」があります。現在電源は、サーバーやネットワーク機器、製造ラインなど、ほぼ全ての設備・装置が必要とする重要なライフラインのひとつです。

近年頻発する、大雨、台風、落雷などの自然災害。
予期せぬ電源トラブルで停電が発生したとき、皆さまはどのような対策をされていますか?
日本の電力事情は世界有数の品質を誇りますが、停電はなくなりません。
停電発生の原因として、送電網での落雷の影響、配電線の不具合、鳥や動物・植物等の接触などがあります。このため、停電は起きるものとして対策をする必要があります。

ニシム電子工業は、創立以来培っていた電源技術を核とした様々なソリューションを提供し、「トライポートUPS」を柱に企業の防災対策・BCP対策への取り組みをサポートします。

BCP対策における「電源の確保」の重要性とは?

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