AIを活用した流入量予測機能の運用が開始されました
こんにちは、ニシムの「むぅこ」です。
ニシム電子工業株式会社は「AIを活用した流入量予測技術」を開発しました。
M&C鳥取水力発電株式会社さまが日本初の水力発電所のPFI事業として運営する「中央遠隔監視制御システム」に適用し、運用を開始しています。
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従来のタンクモデルによる流入量予測では、急激な雨量変化や局所的な降雨に対しては予測精度が低下する傾向がありました。
また、タンクモデルのメンテナンスには、専門的な知識や経験が必要なため運用者さまにとって大きな負担となっていました。
今回のAIを活用した流入量予測技術では、過去の計測データをもとに6時間先までのダム流入量を予測することで、以下の効果が期待されます。
- 水力発電の効率化:水の先使い(無効放流量の減少)の実現
- 迅速なダム管理体制強化:大雨警戒運転に伴う早期体制構築を支援
- 運用負担の軽減:従来モデルに比べ専門的なメンテナンスが不要
今後は、今回のAI技術をさらに発展させることで予測精度・信頼性を向上し、水力発電所における水資源の最適運用に向けて継続的に取り組んでまいります。
▼関連ページ:ニシムのニュースリリース
M&C鳥取水力発電株式会社さまにてAIを活用した 流入量予測機能の運用開始
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