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未来の農業を見据えて持続可能な農業を目指す!鹿児島県のスマート農業導入事例


目次[非表示]

  1. 1.スマート農業推進の一環として気象センシングに取り組む
  2. 2.遠隔監視とデータ分析の活用​​​​​​​
  3. 3.未来の農業を見据えて持続可能な農業を目指す
  4. 4.農業向けITセンサー「MIHARAS(ミハラス)」


こんにちは、ニシムの「むぅこ」です!

残暑厳しい日々を過ごしておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか!まだまだ蒸し暑いので熱中症が心配です。畑や水田などで農作業される方は特にお気を付けください…!

今回は「農業向けITセンサー MIHARAS(ミハラス)」の導入事例として、鹿児島県鹿屋市でキャベツ・大根・メロンなどを栽培されている有限会社サンフィールズさまにお話しを伺ってきました!

…鹿児島でメロンって、珍しい!汗だくになりながらでも食べたいですっ!!


スマート農業推進の一環として
気象センシングに取り組む

未来の農業を見据えて持続可能な農業を目指す!鹿児島県のスマート農業導入事例

話してくれたのは、有限会社サンフィールズの代表取締役社長 久木田さま。


有限会社サンフィールズは鹿児島県鹿屋市に本社を置き、キャベツ・大根・キュウリ・オクラ等を中心に栽培している企業さまです。
近年では、寒暖差のある地形を生かして高糖度なメロン『輝北(きほく)の織姫』を栽培し、関西・関東を中心に出荷されています。

また世界基準の農業認証であるGLOBAL G.A.P.(グローバルギャップ)認証を取得されるなど、農業技術の向上と高品質な農産物の生産に日々取り組まれています。

未来の農業を見据えて持続可能な農業を目指す!鹿児島県のスマート農業導入事例

久木田さま:鹿児島県がスマート農業の推進に力を入れているということもあって。以前はアナログな方法で計測してきましたが、色々試して、メロン栽培にミハラスを活用することになりました。

▼関連ページはこちら:鹿児島県ホームページ(スマート農業の推進)
「鹿児島県/スマート農業の推進」ページ
※外部サイトに移行します

鹿児島県が目指すスマート農業の将来像(一部)
「作物の能力を最大限に発揮する施設園芸の実現」
→ICTを活用したデータの収集・分析システムや、環境を自動制御する設備の導入
ベテラン農家の熟練技の『見える化』による技術継承の実現」
→熟練農業者の技術のノウハウをデータ化・活用

引用元:鹿児島県ホームページ「鹿児島県スマート農業推進方針について」〈https://www.pref.kagoshima.jp/ag05/fukyujigyou/documents/71152_20190329134638-1.pdf〉(最終アクセス2024年8月29日)

むぅこ:ありがとうございます!詳しくお聞かせくださいっ!

久木田さま:はい。ミハラスは、親機を2台、畑センサーをメロンのハウスで3台利用しています(LoRa版)。気温・湿度・土壌水分・EC(電気伝導度)をメインに測定していますね。
親機は多品目栽培のため2台使用しています。

畑センサーを並べて設置し、左右の畝(うね)でメロンに与える水を変えてデータを計測・比較するなどしているんですよ。​​​​​​​

むぅこ:なるほど。気象センシングを積極的に活用されているんですね!

久木田さま: メロン栽培しているビニールハウスは、事務所のある鹿屋市内より標高が高い山の中にあります。寒暖差があること、粘土質が強く肥料が抜けにくいこと、水持ちが良い土質であることなど、好条件が揃っていて糖度が高いメロン栽培ができるんです。

メロン栽培には、土壌水分や湿度、最低気温・最高気温が非常に大事になってきます。


未来の農業を見据えて持続可能な農業を目指す!鹿児島県のスマート農業導入事例​​​​​​​​​​​​​​

遠隔監視とデータ分析の活用​​​​​​​

未来の農業を見据えて持続可能な農業を目指す!鹿児島県のスマート農業導入事例

むぅこ:ミハラスのデータは、どのように活用されていますか?

久木田さま:事務所からメロン栽培しているビニールハウスまでは、車で約40分ほどかかります。
早朝にビニールハウスに行くことは毎日の日課ですが、昼間は事務所でリモート会議をしながら、ちょっと太陽が出てきたなという時も、事務所でパチパチとPCを操作して、現在と過去のデータを比較し、対応の有無を判断しています。
対応が必要なときは、ビニールハウスの近くにいるスタッフに電話して指示を出すことも可能となりました。

むぅこ:遠隔監視することにより、作業効率が上がったということですね。

久木田さま:はい。過去データを正確に残して今後の育成に役立てること、遠隔監視ができること。
この2つの機能が両輪となり、スマート農業を活用したメロン栽培に取り組んでいます!

未来の農業を見据えて持続可能な農業を目指す

未来の農業を見据えて持続可能な農業を目指す!鹿児島県のスマート農業導入事例

むぅこ:GPSや気象センシング技術を活用することで、どのような変化がありますか?

久木田さま:作業効率と労働生産性が向上し、少ない人数で多くの面積の作物を育てられるようになってきています。

「経験と勘」は、その時の気象状況の記録が残っていないとなかなか活かしづらく、“なぜ、今こうなったのか?” その原因究明が出来ないままになってしまいます。
過去の経験を明日・明後日の肥培(ひばい)管理に活かすために過去のデータをきちんと残していくことは重要だと思います。

農家人口が減少している現状では、スマート農業は重要な手段の一つです。

ただスマート農業はなんでも出来る“魔法の杖”ではない。気候変動や異常気象によるリスクが増大する世の中で、スマート農業をうまく活用しつつ、これまでの農業技術や経験、労働力の問題等とうまくリンクさせる仕組みを構築していきたいと考えています。

農業向けITセンサー「MIHARAS(ミハラス)」

▼関連サイトはこちら:ニシムの農業向けITセンサーサイト
「農業向けITセンサー MIHARAS」サイト

ミハラスは「魅力のある農業」をお客様と共に実現させるITセンサーであり、圃場の見える化(水位、水温、地温などの各種情報)を低コストで構築可能です。

ミハラスには水田用・畑用等のセンサーがあり、各センサーで計測したデータは、親機であるデータ収集装置を通してクラウドに計測データがあがります。
お客さまはお手持ちのスマホやタブレットで、簡単に、自宅に居ながらにして、圃場の状態を確認することができます。

▼関連ページ:鹿児島県の詳しい事例紹介はこちら!
MIHARAS導入事例(鹿児島県)

最後までお読みくださり、有難うございました。

むぅこ

むぅこ

ニシムの新人女の子。理系に疎い文系。

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